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縮毛矯正よくある質問
悩ましいクセ毛についてのQ&A
- クセ毛は坊主にすると治る?
- 正真正銘の嘘です
髪は毛穴の中の毛母細胞でつくられるため、生えてきた髪を切ったところで根本は変わりません。ただ、毛穴の汚れが原因でクセ毛になるという事もございます。その場合は、クレンジング用の専用シャンプーでしっかり洗い込めばクセ毛が改善されることもありますが、過度なクレンジングは洗浄のみならず、頭皮に必要な養分も流してしまうこともありますのでおススメは出来ません。よく小学生の時までは、クセ毛であったが中学生、高校生の時、部活動で坊主にしていた方が部活動が終わり、髪を伸ばし始めたらクセ毛が治ったということをたまに聞きますが、これは成長によるホルモンバランスにより髪質が変化したことが影響しています。つまり、この場合、坊主にしていなくともクセ毛は改善されたと考えるのが自然です。また、逆のケースもあります。元々直毛であった方が思春期を過ぎるとクセ毛になったということもあります。つまり髪の長短とクセ毛は関係ありません。
- お酒とクセ毛の関係は?
- 関係がないとはいいきれませんが・・・
この噂の根拠はクセ毛の構造にあります。髪はケラチンタンパク質が70%を占めています。ケラチンタンパク質が不足すると、髪内部の繊維、フィブリルのバランスが悪くなり、クセ毛の原因になります。このケラチンタンパク質を生成するのに必要なのがナイアシンというビタミンです。お酒を飲み過ぎると肝臓でアルコールを分解するため大量のナイアシンが使われるため、本来髪に行き渡るナイアシンまでもがアルコール分解に使われてしまい髪が直毛からクセ毛になるというもの。まだ研究の途上であり、確実なことは言えませんが、我々、美容師の感覚すると日常的に飲酒をする方でも綺麗なストレートヘアの方も多く、あまり現実的ではないと思います。もしこの話が本当とするならばキャバクラやラウンジで働くお姉さんやホストクラブで働くお兄さんはクセ毛の方ばかりという事になってしまいますが決してそんなことはありません。普段ナイトワークに従事されている方も施術にご来店されますが髪質についてはお酒を飲まない人と同様、クセ毛の方もいれば真っ直ぐなストレートヘアの方もいらっしゃるというのが実情です。私見ですがクセ毛の割合に差異はありません。
- 雨の日はクセが爆破しやすい?
- これは本当!
雨の日は湿度が80%以上、曇りの日でも50%以上に湿度は増えてきます。その湿度が髪の内部にまで浸透してくるため、クセ毛の原因となる毛髪細胞内の細胞量や配列が不均一となるため、髪がまとまりづらくなります。また、毎日のシャンプー、ドライヤーなどに加えカラーリングやパーマによるダメージの影響で、毛先のキューティクルが破損してはがれ、髪のツヤやハリが失われてしまう方がいらっしゃいます。こういう毛質の方は水分を吸うと益々膨れ上がってしまいます。対処は正しい縮毛矯正をかけて常に髪を真っ直ぐにしておくことです。
- 子供を産むとクセ毛になる?
- 本当ですが、大抵は一時的なものです
原因は産後のホルモンバランスの乱れにあります。出産までは、エストロゲンという女性ホルモンが大量に分泌されますが、出産するとこのエストロゲンの分泌が大幅に減るため 体に様々な変化が起こりその結果、クセ毛になる方がいますが、栄養とたっぷりの睡眠(育児中はなかなか難しいと思いますが・・・)を取り、体を養生することで自然に元に戻りますので心配はいりません。しかし、1年以上経って戻らない方は一度掛かりつけの産婦人科にホルモンバランスをご相談ください。また、更年期にも同様の症状がみられることがありますが、この場合も更年期の症状が治まると自然に髪も元に戻ります。
- クセ毛は遺伝するの?
- 可能性は高いですが、絶対ではありません
親がどちらともクセ毛の場合、80%以上の割合でクセ毛になります。また、両親のどちらかがクセ毛の場合もクセ毛は半々ということではなく、やはりクセ毛になる子の方が多く、美容師の感覚からすると概ね60%以上がクセ毛であると思います。クセ毛と直毛の遺伝子を比べた場合、クセ毛の方が優性遺伝子として認識されるためです。そもそも日本人の場合程度の差はありますが約70%がクセ毛と言われており、生まれつき真っ直ぐサラサラという人は殊の外少なく、遺伝でクセ毛を悩むのはあまり意味がありません。また、実際は直毛でも、カラーリングなどのダメージにより髪が曲がって見えることもあります。
- クセ毛にはパーマは掛からない?
- ウソです、ちゃんと掛かります
但し、綺麗に掛かりにくいというなら確かにその通りです。クセ毛は髪内部のシスチン結合(SS結合)の偏り、コルテックス内のたんぱく質繊維の分布が一定ではないため、1本の髪の中でも硬さや水分含有量がバラバラです。そのため、パーマを掛けたとしても薬液の浸透率や軟化のの具合もバラバラになり、キレに掛かりにくく、さらに表面も整っていない状態に形をつけるので手触りがよくならないことが多いです。一方ストレートヘアの方は結合がしっかりしていて分布も均一なので、単純に同じようなパーマをかけた場合、ストレートの方がより綺麗に仕上がります。ただ、美容師の技量によるところも大きく、腕のいいスタイリストですと、そもそもの地毛の状態を考慮して薬剤やロッドを選定しますのでクセのありなしを問わず綺麗なパーマを掛けられます。
- 矯正縮毛とストレートパーマはどこが違うんですか?
- ストレートパーマと縮毛矯正の違いは、薬剤や薬をつけた後の放置時間に違いがあります
最近は勘違いしている方も多く、美容師自身も混同して使用していることも多いです。ストレートパーマ(ストパー)とは、元々直毛の方がパーマを掛けた後に、なんらかの事情で髪を地毛のストレートに戻す場合のことをいい、一方、縮毛矯正はクセ毛を伸ばす目的のものです。パーマを落とすときにかけるのがストレートパーマ、天然パーマなど、元々自毛であるくせ毛を伸ばすのが縮毛矯正です。一応、ストレートパーマの場合は薬剤のみでパーマを落としますが、パーマがかかり過ぎて落としにくい場合はアイロンも併用して真っ直ぐにします。