お笑いコンビ流れ星のちゅうえいさんが昨年末はじめてストレートパーマを掛けたとちょっとした話題になりました。もしかするとこのニュースをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません
写真を見るとクリクリのカリーパーマであったちゅうえいさんがサラサラのストレートヘアーに変身しており、ネット上の反応は「誰だか分からない」、「なんか可愛い」など、髪がくせ毛から直毛になるだけで随分印象が変わるものだと改めて思いました。
ただ、ちょっと気になったのは番組ではしきりにストレートパーマと呼んでいましたが、恐らくちゅうえいさんが受けた施術は縮毛矯正であり、ストレートパーマではないはずです。
意外に美容師でも勘違いしている人がいるのですが、ストレートパーマとはパーマを掛けている人がパーマを落とすときにする施術がストレートパーマであり、くせ毛の方が施術によって髪を真っ直ぐにするのが縮毛矯正です。
また、美容室によっても多少違いがあるのも事実です。アイロンを使わず薬液だけで髪を真っ直ぐにすることをストレートパーマ、アイロンを使って髪を真っ直ぐにする施術を縮毛矯正と分けている美容室もあるようです。
一般的に薬液のみでストレートヘアーにする方法はコテを使いアイロンで形を整えないため、すぐに落ちてしまうことが多いです。また、特に市販のストレートパーマ剤の場合、コテを使わず薬液のみで髪を伸ばすことを目的としているため、我々美容室が店舗で使う縮毛矯正薬剤より濃度が濃く、却って髪を傷めてしまうということが少なからずあり、実際、自分で市販のストレートパーマ液を使いくせ毛を直そうと思ったが失敗してしまい髪がチリチリになってしまったというご相談を頻繁に受けます。
そして市販のストレートパーマ剤を使用して失敗したという方の殆どが、薬剤の放置時間を長く取り過ぎているということが見受けられます
せっかくだから失敗したくないと思い、長く放置してしまい、その結果、髪を傷めてしまうという方が少なからずおります。
縮毛矯正を成功させるためには髪の状態をよく確かめる必要があります。クセの度合いはもちろんですが、傷みや季節(乾燥する季節、湿度が高い季節、汗をかきやすい季節など)などを考慮して薬液の浸透時間を考えます。傷みが目立っている方は薬剤の成分を弱めたり、放置時間を弱めたりします、反対に傷みが少ない方は多少長めに時間を取り放置します。もちろん頭皮の状態も判断しなくてはなりません。
結局、カウンセリングをして薬液の正しい放置時間を見極める必要があります。同時に薬液の選定・調合が必要になります。エルベ城南店ではご自身でストレートパーマを掛けて失敗してしまった方でも縮毛矯正が受けられるメニューもご用意しています。ビビリ毛でお悩みの方是非お気軽にご相談ください。